2014年5月29日木曜日

シグマの50ツアイスの50

シグマのArt50の実勢価格はツアイスのOtusの1/4程度となっています。

性能も1/4というわけではなく、ほとんどのファクターで同等となっているようです。

お買得な商品ですね。

有名掲示板でよく見るのですが、おんなじ性能で1/4の価格という文言。

...ちょっと違うというか、そもそも目指すところが違うのです。それをアレコレいってみたいと思います。

近年、交換レンズの性能向上が緩やかになってきました。同時にボディの画素数も増えたことで、その性能向上を実感しづらいことになってきています。

ハイエンドからエンスーのユーザーにとっては、緩やかどころか変わっていないと感じる場合もあると思います。

そこにツアイスからのこたえがありました。

様々な収差補正をしてきたメーカーですが、軸上色収差の補正は後回しになっていました。正確に言うと、軸上色収差の補正を第一にすることは、商売上難しかったということでしょうか。

しかし、シネレンズまで手がけるツアイスは、残るポイント、軸上色収差こそが「壁」だと認識していたようで、シネレンズの技術がそこに入っているようです。

シグマ以外の他社に比べて、かなりの違いを感じてはいますが、シグマがどれだけ軸上色収差補正をしようがガウスという光学を選んだことで、優先順位としては格下げになりました。

そこに大きい違いがあるのです。
軸上色収差をほぼ完全に補正したツアイスとシグマのArtでは、富士山とエベレストぐらい違うものです。乱暴に言うと、ただの高解像度レンズなのかどうかということです。

そのにはいわゆる色のりがウンヌンといった都市伝説なことを相手にしているわけではありません。

アウトフォーカス部の色ずれやフリンジ、ピクセル割れギリギリの解像におけるアーティファクトの抑制など、まるで中版とうたうツアイスに偽りありません。

既存のやり方で頂点を目指したシグマには、本当によくやったと伝えたいのですが、ツアイスは別の次元にいたということです。いままでの商売では限界だと。もはや中版並みの描写を望まれている135の交換レンズには、既存のやり方では既存の頂点にしかたどり着かないということを知っていたようです。

おそらく商売上の都合もあって、シグマの到達点は決められたのだと思われます。おんなじようなものを、おんなじような価格でぶつけても仕方がないと。とはいえ我々よりも先を見ていたことは事実でしょう。しこもそれがレンズのふるさと、ドイツのツアイス(生産は日本)だということが、何か考えさせられます。

2014年5月28日水曜日

シグマ、85単を用意か?

Art50で台風の目となったシグマですが、今度は85mmF1.4の噂が出てきています。

常用の35.50.85を、純正を凌ぐ描写力で揃えたこと。これは大変な意味があると思います。

まず、シグマはレンズメーカーではなく、カメラメーカーであること。キヤノンやニコンとおんなじということです。比較がおかしいという意見もあると思いますが、事実です。

外装デザインも、洒落たシャープなイメージでよくまとめてあります。そして肝心の価格も、純正より低価格。

ユーザーがこれらを当たり前と思うようになった頃には、純正でないと...といった層は取り込まれ、ボディにも興味をしめしていくことでしょう。

現時点では、とてもニッチなセールスポイントであるシグマのカメラですが、高品位なレンズが揃っていくころには、ある程度の幅広い層にむけた商材が出てくることでしょう。

シグマの展開として、85の後はいわゆる大三元のArtで揃えることだと思います。それも焼き直しなしの純正をこえる性能で。

大三元からシグマに入っていく方、単焦点からの方、揃いだすとArtデザインで揃えていく気持ちよさを感じていくと思います。

新興国へは既存の商材を、先進国にはより付加価値の高いArtをあてることで、商売として生き残っていって欲しいものです。

そして、いつかは135フルの3層や、外部調達で高感度性能に対応したボディも、それらが現実的な価格で開発出来たとき、量販店にはシグマのブースが設営され、他メーカーからSAマウントが発売されていくことでしょう。

突出した性能、所有欲をみたすデザイン、何よりリーズナブルな価格で提供していくことは、確実にユーザーの心をつかみます。シグマのこれからが楽しみです。

2014年5月23日金曜日

意外にも遅いスマホカメラの進化

いずれコンデジはなくなる...とよく耳にします。
もちろん否定はないのですが、スマホ側に光学ズームがないので、フル画素での記録となるとワイド端になってしまいます。
かといってデジタルズーム=トリミングでは、極小画素もあってか描写はドロドロです。

バッテリーの大型化に伴い、どさくさに紛れて光学ズームをのせてくるメーカーがあってもいいのではないかと見ていたのですが、スマホのカメラ部は目立った変化もみられません。

ノキアとHTCは両極の道を選び、やたら高画素にしたんだから、デジタルズームしてもまだ画素あるから!みたいな売り方です。
HTCは画素を極端に減らし、多少暗くても写りバッチリ、手振れってなに?といった現実的な利用シーンを提供しています。

振り切れた二者をみていると、光学ズームと光学手ぶれ補正、センサーを大型化して...といった質量的な性能向上は考えていないように思えてきます。

コンデジ不振のなか、SONYの新RXはおそらくヒットしそうな商材です。詳細は今後にしますが、とてもよくまとまっています。
もしこのコンデジとスマホが合体したら、とても素晴らしい商材となる.....わけはないでしょう。

厚さや重さが三倍ぐらいになったスマホを誰が買うんでしょうか...私ぐらいのものです。

ミノルタをとりこんだSONYなので、フラット光学ズームをスマホと合体させたら良さそうなのですが。

645zまであとひとつき。

CMOSの50Mというセンサー以外は特に目立った進化がないことで、旧機種も射程距離に入っている方々もいると思います。

じんわり撮るのであれば、40MのCCDも悪くないと。

秋ごろには新製品の詳細がみえてくるでしょうし、645zのレビューもそろってくるでしょう。

あと1ヶ月です。待ち遠しいですね。