デジタルカメラのセンサーも、飽和に近づいてきたようにみえます。
カラーフィルターも、これ以上は分離できないというところまで透過率を上げ、配線も隠しようがないところまで逃がし、画素まで下げて各社高感度特性を稼いでいます。
もうこれ以上の向上速度が望めないとなったとき、どのようなセールスポイントを打ち出していくか、これからのカメラは大変面白い機構を搭載していくことでしょう。
瞬間をとらえる報道や、体温を伝える取材など、いま目の前にあるその瞬きよりも短い時を記録する道具として、撮影業はあり続けると思います。
一方で、建築や商品などの静物や、もしかしたら風景まで、写真とは違った表現を求められていくのかもしれません。
外資系ホテルや日曜雑貨、デジタル家電の写真は、ほとんどが3DCGにてつくられています。
映画では当たり前のように見ているはずなのですが、いざ撮影の代替えとなると、その作業行程とのコストバランスがまったく見えていないことが問題となっています。
今後、よりインタラクティブな表現を求めて、写真家は3DCGに手を染めていくことでしょう。そのときその膨大な行程をどうやって縮めていけるのか、それが世に出たとき、塗り替えられるタイミングだと思います。


