2013年11月11日月曜日
D610と6D
...といっても、最低限のシステムですけど。
んで、なにがよいかなあと調べていったら、D610がよさそうだなと。
所有の6Dと比べてみると、アレもコレもスペックが良くて、ニコンってスゲー!!
と、購入しかけていたのですが、そこに落とし穴。
比較サイト?というか、ブログで比較をされている方々の意見が一番参考になります。
いろんな意味で。
どうも、キヤノンユーザーでさえ、6DよりD610のほうがよいと。
私も見落としそうになりました。液晶がギャップレス、視野率100%、金属外装、
セパレート端子カバー、ストラップ吊環など、見れば見るほど、D610がよさそうです。
中身も素晴らしく、AF測距点やRGBマルチパターン測光など、ほぼすべての面で圧勝です。
...そう、「ほぼ」すべての面で...
それは、とても致命的なことでした。
我々の職業柄ということが多分に影響していますが、そのわずかに勝る6Dの長所が、
どうしても外せないポイントだったのです。
まず、スクリーン交換式。
使用頻度が極めて高い大口径の中望遠を核として、数本のレンズを携行していくわけですが、
85mmF1.2-1.8の許容錯乱円は、現在のAFセンサーでは物理的に測距しきれず、
おおむねかつ曖昧な結果しか出ません。そうです、MFするシーンがあるわけです。
85mmF1.2-1.8の深度では、コサイン誤差も無視できません。
6Dには、フルサイズkissといわれようが、大口径レンズ用のスクリーンが交換式で
用意されています。ニコンにはありません。
これがとても痛い。
いやいや、いくら許容錯乱円オーバーでも、セッティングで追い込めばオレはAFでイケル!
と思う方もいるでしょう。しかしそこに次の落とし穴。
測距点は少ないけど、中央のみですがF2.8対応、-3EV対応(これは全点?)のAFが可能。
MFは捨てられませんが、イベントホールでの記録など、暗いシーンで望遠という、
よくありそうなシーンでの撮影では、これがまた大きいポイントとなります。
それすら追い込んでしまうオレって素敵!と気合で乗り切る方もいるのでしょうか...
...いたとしましょう。
しかし、絶望的にどうにもクリア出来ない問題が、つぎに説明する最後のポイントです。
シャッターをきったら、相手に見せる、これ最初の礼儀。
とは言いすぎでしょうか、私はすべての撮影で、画像を確認していただいています。
担当者やお客様にタブレットを手渡し、シャッターを切った直後には、画像が転送されます。
すばやくレーティングなどでブラウジングしていただき、場合によってはメールで現場にいない
方に確認をとることもしばしば。
WFTが用意されていないことが、大きいマイナスだと以前にお伝えしましたが、
D610のそれは、同時記録の振り分け転送が不可能で、レスポンスが大きく低下しています。
6DのプアなWiFiには文句タラタラでしたが、D610は現実的な環境で他人に見せることが
不可能ということです。
一気にさめました。
...ちょっとだけ角度を変えてみると、現実が見えてきます。
一見するとアマチュアよりなスペックが実はプロ向けであった6D、
質実剛健な造りのD610は、万人のワガママに応えるアマチュア仕様だった...
ということになります。
皮肉を付け足すと、しぶしぶ使う6Dであって、プロよりスペックが上のD610ということに。
何を優先させるべきなのか、マーケティングをよく理解しているのはキヤノンでもニコンでも
同じだと思います。しかしながら、よく出来すぎたメーカーの思惑の中で、ため息が出るのは
購入台数の少ないプロだけという、なんとも言えないオチです。
2013年10月2日水曜日
iUSB CAMERA vs CamRanger
はい。またポチってしまいました。
どれもこれも6DにWFT機能がないので、致し方なし、ということです。
どちらの商品も、PTPを利用したものであることに違いはないのですが、CamRangerのほうが実戦的、iUSB CAMERAのほうは汎用があるということがセールスポイントということになっています。
早速、二つともロケに持ち出してみました。
シュー装着のiUSBは、コンパクトで取り回しがよいですね。一方、Cameramanはカラビナがついた専用ケースを、ストラップに取り付ければシューに装着しなくてよいというメリットも。
これはケースバイケースで長所にも短所にもなるので、どちらがよいとは言えないでしょうか。
本体を起動して、Wi-Fi接続することはどちらとも同じです。さらにiUSBはオプションでアクセスポイントに接続できるので、チャンネルをかえたり、速度の向上が見込めます。これはCamRangerにはないメリット。
カメラ内カードを参照できるのはCamRangerだけです。iUSBでは撮影した画像をiUSB本体に保存もしくはiPadの写真アプリに保存を選べます。同時記録のJPEGのみ保存はどちらも不可能。ここは搭載してほしかったです。
フル画面プレビューでサムネイルが表示されるのはiUSB。プレビュー品質や速度は同等。
サムネイルのみの表示が可能なのはCamRangerのみ。
プレビュー時にレーティングが可能なのもCamRanger。iUSBは見ることしかできません。ここらへんがターゲットが違う点だと感じました。
iUSBは撮影時の機能が弱く、画像比較まで備えたCamRangerに比べると、制約が多いと感じました。
ここまではCamRangerでよいじゃん!といったところですが、ここからが違ったところ。
撮影後は、写真アプリに書き出すくらいしか出来ないのがCamRanger。iUSBは様々な方法で撮影画像を扱うことが出来ます。
まず、4GB内蔵メモリとiPadの写真アプリに選択保存が可能。カメラオフラインでも画像を参照することが出来ます。
また、ポータブルHDDを接続してファイル操作が出来たり、FTPやメディアサーバー、Sambaなどのプロトコルにも対応しているので、同一ネットワーク内のPCや
モバイルなどから、ファイル操作が可能なのもCamRangerとは大きく違うところです。
撮影後のファイル操作、閲覧する機器の複数接続など、後発のiUSBはCamRangerにはない機能がてんこ盛りで、撮影後もフォローするアイテムとなっています。
撮影に特化したぶん、より実戦的なCamRanger、プレビューだけに終わらないiUSB、ご自身のスタイルで選べるようになりました。今後このようなアイテムがもっと開発されることが楽しみですね。
2013年9月3日火曜日
タブレット スマホ モバイルOS
はあ、当たり前のことなのですが、すごい違和感。
機能そのものには何も疑問はないのですが、そもそもそんなにショートカット置くのかな、なんて思いました。
これは私が、この手の、というよりモバイルOSに対しての煮え切らない感というか、イマイチ信用しきれない不安というか。
ネットブラウジング、メール、添付ファイルの閲覧...よくある基本的なことなのですが、
その実現が、あまりにPCとかけ離れているように感じています。
ホームが埋まるほど、みっちりと使い込む意欲が保てないんですよね...
オフィスのファイルがきちんと閲覧や作成ができて、メールがきちんと送受信できる...ただそれだけのことなのですが。
Windowsモバイルを使いたいのですが、使えそうなのはSurfaceRTぐらいでしょうか...
その代わり、そのメールとWEBブラウズ以外は何もできないという...
2013年8月27日火曜日
Canon S120
とあるお仕事で、CanonのPowerShot S120という商品を撮影しました。作例なども含めて、まるっと。
動画やら連写やらWiFiやらと、まあ機能がてんこ盛り。
この手の商材、実機も見ないうちにまずはひとこと、
「基本性能がたいしたことない」
そんな文句から始まるわけです。
画質がショボいからアレコレと化粧をしたがるものなのさ、と上からガツーンと一撃。
んで撮影してみて思ったのですが、やはりこんなもの...は、最高でした!
いや~そつがない。うまい。まるでトヨタ車みたい(よい意味で)だよこれ。
カメラを買おうと思っているのだけど、どれがよいかな?という日課のような質問に答えるためにあるような、そんなカメラです。
このカメラの購買ターゲットとしては、相当なワイドレンジ。誰にでもどんな目的にでもすすめられる、そんな完成度の高さ。
ま、ここまで言うってことは、それもトヨタを例に出すぐらいだから続きがあるんだろうと。
ホントこの完成度は間違いなく唯一です。
ということは、お約束ですが撮影に目的を持ってしまうと、またちがう商品がよいですね...
通信簿がオール4の優等生に例えてみると、合計点では総合1位だけど、各項目は上がいるということです。
こんな完成度の商品(失礼)は他にないのですが、あと少し足りなくて、最高の結果は出せない、そんなもどかしさ。
これはプロダクトのジレンマだと思います。裏を返せば全て二位の実力を備える商品に、不満はまず出ないでしょうね。
DSLRで動画撮影のリスク
多くのカメラマンが、DSLRの動画機能を使って、動画の仕事をしています。
動画のプロでも専用機を使うのに、何故修得が難しいDSLRにこだわるのか。
画質ということもあるでしょうが、先入観もあるような気がします。
特に音声。
ファンタムでコンデンサーマイクをドライブするのに、電源つきミキサーが必須になります。それもそれなりのクオリティのモノが。アンビ用のマイクを取り付けするにも、さらにモニターまでとなると、リグが必要になり...と、それなりの出費もかさみます。
まずは動画のお作法や編集の修得が先だと思うので、専用機を買ったほうがよりよく前に進むと感じています。
初心者ほど、手元にあるもので結果を出そうとしてしまいますが、ここはまず結果までの時間を早めることが、モチベーション維持にも良いのではないでしょうか。
3Dスキャナー
業務を3Dに置き換えるうえでのネックがモデリング。ライティングとマテリアルを追い込みたいのに、時間が足りない。
チラチラと3Dスキャナーが、民生価格をつけてきていますが、これを業務に取り入れるには、もう少し時間がかかりそうです。
動体や有機物でなければ、撮影は3Dに置き換わっていくとは思います。しかし作業時間からくるコストで撮影したほうが安いということから、停滞ぎみ。
こういう場合は、経験上、縮んだバネのような状態だと感じています。何かの作用でコストダウン、時間の短縮が可能になった途端に、イッキに普及。
それを助長するハズの3Dスキャナーなのですが、これまでは数百万で取り引きされていました。導入どころではないですね。そしていま、公募での立ち上げ系では20万まで実現されています。
と、喜んではいるのですが、この手のスキャナー、スキャンの方法がレーザー照射タイプなので、物体の反射率によっては上手くいかない場合があります。
ここらへんを、複数設置カメラでの画像解析とミックスされると完成率が相当にあがると予想されています。
次世代のスキャナー、登場まであと5年後ぐらいでしょうか。それまでに3D技術の根幹を修得しておくことが必須となるでしょう。
2013年8月22日木曜日
動かないDSLR
目立った新製品もない今日この頃ですが、中古デジタル一眼レフの専門店をチラ見してきました。
日進月歩なこの世界、中古とはどうよ?と思っておりましたが...考えが変わりました。
というより、気付いてしまいました。
そろそろ、デジタル一眼レフは中古でよくね?という時がきたかなと。
いままでのデジタルカメラは、テクノロジーを追いかける楽しみと、立体物スキャナーとしての道具。そんな本来の写真機としてあるべき姿が薄れていたような。
そしていま、記録という意味で写真機を持つことが市場では支配的になってきたかなと感じます。
それに合わせたのか、それが合ってきたのか。
掲示板の論点も、モチーフに焦点があいはじめ、プロとアマをバッサリわけた物言いになってきているようにも感じました。
これは画素数と商品単価という短絡的な数字だけをみた、画素信仰が一段落したことが多分に大きいと思われます。
4:3比率や、広大なダイナミックレンジ、それに伴う色再現性、深度の薄さや長いフランジからくる空気感など、中判カメラの意味はとても大きいのですが、市場で成功しているとは言い難いと感じています。掲示板でカメラスペックへの白熱したやり取りをみても、中判への意見はほとんど見ません。
もはや芸術性を追い求める道具ではなく、個人の記録ではなく、持論を記録する道具となっているようです。
そんなときにこの中古デジタルカメラが意味する、記録への執着が変化したこと、これはとても大きい変化だと感じました。
2013年7月23日火曜日
シグマの新ズームが標準になるとき
D600と6Dを基本として考えますが、タムロンのF2.8標準ズームと組み合わせた場合、価格が近く、なにゆえのAPS-Cなんだろか感を感じると思います。運搬する機材の体積と重量まで考慮したにせよ、判断は微妙なのかと。
そろそろ、投資に見あった回収が難しい世の中なのかとも思います。エディトリアル系では、kissでも許されるでしょうから、若いカメラマンはKissと18-35F1.8をまず買いましょう。
タブレット、アクセスポイント、モバイルバッテリーなど、以前と比べて、荷物が増えました。
WiFi機能のありかたで、プロ層の取り込みが変わる。
6DのWiFi機能は、中途半端すぎて別になくてもよいという印象でした。SDカードでのWiFiもおんなじ。操作ができないので、おみくじみたいな結果となります。
Canon6D、NikonD4などがそうなのですが、内蔵ストレージをモバイルで見に行くスタイルが標準となっているようです。レーティングや編集、仕分けなどはどうするのか、都度毎度、カメラの電源をいれてペアリング、ローカル保存という手間。NikonD4などはアソコをチョコっとアレするとローカル保存が可能となります。しかしパワーユーザー向けです。
これの関係でCanon一択というプロが多いと思います。
悪く言うと、致し方なくCanonみたいな...
まだCanonの貯金があるうちに、次のスタジオ用プロ機(1Ds)を出してください。
D800がまぶしいですから(汗)
2013年6月14日金曜日
Surface Proが欲しいときに、RTを値下げ。
32GBのRTが4万をきるプライスで!
1ヶ月限定とはいえ、これには唸りました。
Officeが使えてこの値段ですかと。
RTなんてしょーもないモノよりiOSだよ!とかなんとか、そんなアナリストが多いのですね。
Officeがつかえ、メールとWEBブラウジングが出来ればそれでよいのでは、とは思わないのでしょうか。
x86ではないので、既存のエコシステムのほうが良いぞ!と言う気持ちもわからなくはないですが、そういう方の鞄の中身は、ウルトラブックとiPhoneだったりするわけですよ。SurfaceRTとスマホじゃダメなの?
自社開発のプログラムを走らせる場合はx86が必要でしょうけど、それはデスクに戻ってやりましょうよ。仕事は、ほぼOfficeで完結じゃないんでしょうかね。画像添付が数枚なのにzipで添付してくる、ため息モノな担当者もいますが...
スマホのバッテリー
みなさんはスマートホンのバッテリー、帰宅するまで充電しますか?
省電力モードを利用したり、バッテリー節約の記事をとてもよく見ます。
でもそれって、なんのための性能なのでしょうかと。アプリもガンガンつかって、省電力モードにしないでサクサクと使いましょうよ。
というわけで大容量バッテリー、買いました。装着時、厚みは倍です!
どうにもその外見から、導入を躊躇していたのですが、上記の理由からポチりました。
夕方でもバッテリーが半分残っている!
...と、終日利用が前提ですから、当たり前なのです。とはいえ喜びましたよ。
逆にいうと、これぐらいバッテリーがもたないと、おハナシにならないのでは?と疑問が出てきました。スマートホンを製造している各社、端末の厚みが薄いことを自慢しているようですが、別に倍になったからといって、そんなに困ることでしょうか。
むしろドコが正面なの?ぐらいに厚くなってもイイんじゃないかと。
2013年5月31日金曜日
2013年4月26日金曜日
SIGMAのF1.8ズーム
APS-C用ですが、シグマからF1.8の標準ズームが発表されました。
とはいっても18-35というレンジなので、既存の標準ズームをリプレイスするには、考え方を変える必要が出てくることでしょう。
お家芸の広角ズームを大口径化したようなスペックです。サンプルが出てくるまではナンとも言えませんが、レトロフォーカスにありがちな描写かと想像しています。
既存のズームより1段半も明るいこのレンズですが、APS-Cの軽快感とあわせて考えると、フルサイズに対抗するだけの素質どころか、凌駕する面もあると考えました。
その煩雑さから一台を使い回すスタイルがデジイチの今ですが、このレンズをシステムに採り入れることで、アナログ時代のフットワークが復活するのかもと期待しています。
APS-Cボディの小型を生かして、二台持ちを復活、レンズのテレ側が標準で止まっているので、中望遠と組み合わせる。センサーとレンズの関係崩壊でローパスレスが流行ってきたことも後押しされ、フットワークと描写を両立したシステムが現れました。
いずれ発売されるであろうフォーサーズマウントでは広角ズームと組み合わせることでシステムが完成します。純正で超高性能な標準ズームがあるのですが、コストの面からも有利なシステムが組めると思われます。
このシグマの意欲的なレンズですが、アンテナが高い方にしか関心はないようです。もっと注目されて良いレンズだと思われますが、いかがなものでしょうか。
2013年4月21日日曜日
意欲的なNikon
一連の新製品ですが、Nikonが大きくかわり始めたことをお伝えしました。
しかし、シェア、出荷台数とキヤノンが上回っているようです。
キヤノンの新製品に関してですが、画素を控えたことでNikonに負けたなどの書き込みが目立つ一方で、いいかげん画素いらないとのユーザーボイスを確実に取り入れたキヤノン。
確かにそういったようにも見えるのですが、
根幹は違うところにあるのではと考えるようになりました。
私見ですが、画素などはあまり気にしていないというのが本音であって、バンドルのアプリケーションの使い勝手や、小型軽量のボディなどがウケているように見えます。
画素を維持した高感度ノイズの量にかんしても、Nikonと比べて特にアドバンテージは感じないです。むしろ、高画素のモデルをキヤノン機と同レベルまでダウンサンプリングした場合は、若干高画素モデルのほうが良い結果が出ているようです。
これを、画素が低くても関係ないという結論は早計で、単純にセンサーの調達を、Nikonが優位に動いたということが本当のところだと思います。つまり、画素を維持したことでNikonとの差を指摘されなかったということです。同画素ではNikonの調達したセンサーが上手だったと見るべきですね。
7Dの後継や、1Dsの復活などが噂されているようですが、現状では7D後継は画素据え置きもしくは10%アップ程度、復活するかもしれない1Dsは40Mで一世代前の高感度ノイズとなると思われます。
1DXで報道関係は納得すると思われますし、不景気の影響でコマーシャルユースのカメラマンには、現状の21Mもしくは1DXで維持することでしょう。
報道系と広告系、編集系ではアウトプットも違います。使用機材を層にあわせて提供するよりも、統合した価値を提供するキヤノン、商材を揃えたNikon、どっちが勝つのか行く末がわからなくなりました。
私は以前に統合は失敗と思っていて、持論を展開していたのですが、市場の結論から言うとそうでもなかったのかなと反省しました。
まだキヤノンの次の一手が見えないので、答えはまだ出ていません。それまで様子を見たいと思います。
2013年2月17日日曜日
PENTAX 645D再燃
18Mの1DXでは物足りなさを感じる一方で、
フェイズの80Mで600万円という数字は払えないと脳内妄想な今日このごろですが、
妥協して40Mのペンタはどうだろうと考えるようになりました。というか、また、です。
D800のキヤノン版が出るだろうと皆さん「待ち」だとは思いますが、1DXとD4の比較を観察するとあまり期待できないのかなとも思います。
キヤノンには、これ以上はあまり改善されていかないような壁を感じました。
1Dの統合で1Dsでないとしたら3Dあたりになるのかもしれないのですが、我々が日常業務で使用するには軽すぎるかなと。
キヤノンが時間を一年使って、D800と同じぐらいにまでノイズを抑えることができれば、EFユーザーは選択肢が増えて助かることでしょう。
2013年2月4日月曜日
Panasonicの色分離
なんか気になるなあ...この造形。
カラーフィルターでのRGB分離ではなく、回折を利用した手法で、約一段の改善を見込めるとの報道がありました。
倍になっても一段程度じゃあ...という書き込みが多いのですが、これは解像感があがるのではと期待しています。
D800が135の限界を示してくれたいま、
こういった補助的な性能向上が少しでも多く発見されるとよいですね。
2013年1月26日土曜日
ガレージセール 考え中
ブレデターいちご。き、きもい...
前回からの続きです。 撮影スタイルが変わったということをお伝えしたと思いますが、具体 的に何がどう変わったのか、それについて少々。
大きく分けると4段階のステップで現場の変革がありました。
いまとなっては昔話ですが、 まずフィルムというアナログからデジタルへの変化。写っているのが 当たり前になった大きな変化でした。これもイロイロありました。い までもそうですが、撮影データは、伝言ゲームのようにハンドシェイ クで他人の手に渡っていきます。カメラマンの撮影データが直接印刷 されることはまずありません。そのハンドシェイク(バケツリレーに 近い)のなか、何か予期せぬことが起きると、最初の発信者であるカ メラマンの意図は、大きく変わることになってしまいます。実際、よ く事故が起きていました。怖いですな。
昔話は知らない方もおられると思いますのでこれぐらいにしておきま す。次に、プロ用デジタルカメラからコンシューマへという変化。 ちょうどこのあたりで現場に関わるようになったカメラマンとその卵 の方、多いと思います。プロ用デジタルカメラは過去のものと思って いる層とも言えます。
その次の変化が過去最大ではないでしょうか。コンシューマデジタル カメラでも、ハイエンドではなくエントリーやミドルクラスを常用、 あわせて照明機材の変化がありました。プロというカテゴリをもっと もたる存在にしているといっても過言ではないと思います。それが照 明。目に見える技術的なことで、アマチュアの方々との決定的な差と もいえます。撮影するに充分な「明かり」が必要なのか、撮影するに は充分な明かりの「かたち」が必要なのか、カメラマンからみた照明 への要求が変化したタイミングです。
最後に、予想通りモバイル端末が高解像度化し、ウエブコンテンツに 200ppiオーバーのデータを要求されることになりました。 スムースなコンテンツのズーミングには、紙媒体クラスの解像度が必 要になります。 ディスクの単価は落ち続け、個人アーカイブも現実的になりました。 より高解像度で残しておきたいというアマチュアや、制作プロセスの 短縮化に伴う汎用性の高いデータの要求、プロ用デジタルカメラの大 幅な性能向上と、それを支えるPC性能など、めまぐるしく包括的に変 化したタイミングでした。このあたりで写すことは考えることである という精神構造に嫌悪感をもつ層が外れていき、後に大きい壁を遺すことになりました。
機材はより小型で高額になり、撮影の時間も半分になり、単価も半分になりました...
何がどう写っているのか、よりよく早くを要求され、カミソリのように鋭いフットワークで技を見せるカメラマン。そこに物量という大きく鈍い一撃が加わると、簡単に折れてしまいます。重い一撃の振りかぶりは、スキだらけでモーションも長い。撮影も鋭いひとつきから、なたの一撃まで両極を使い分けるときが来ています。いつも、これからも、いままで通りにはいかないのです。これが技術職の宿命でしょう。
ガレージセール
今日は、プロ用撮影機材をメインに取り扱う、某有名店に行ってきました。
というか、まだ購入していません。
アッポーのような、整理券を配布する形式をとっており、いろんな意味で負担を減らそうという最近流行りのやつです。
8時に整理券、11時開店ということで、7時半ぐらいに到着。
...8番目でした。
す...すでに7人も自分より早くに来場された方がいらっしゃったようです。
これは目玉商品にありつけないっ!
と、カリガツなテンションのなか、いまいちど何を買ったらよいのか分析しました。
作戦をたてないとオロオロするばかりで、商品が無くなってしまうのでは?!
整理券授与前(おおげさ)は、あれこれと妄想特急がノンストップで脳内を駆け巡りましたが、よくよく考えると、本当にそれが必要なのかと。安いという煽りで、踊らされていないかと。
本当にいまそれが必要なのであれば、すでに購入しているのではないでしょうか。
まあ、そもそもの値段が高いので、買わないではなく、買えないということで、思考停止にしていたところもあります。
しかし、いま本当にその道具がなくて困っているのか。なんか違うのではないかと。
さらに考えると、私の前に7人もいたことで、悪い結果があるかもしれないと脳が先回りして守りに入り、買わない理由を私に発信しているのか、と。
このような思考の経緯には、撮影スタイルの変革がありました。それはまた次回に。
2013年1月19日土曜日
6Dのアップデート、まだぁ?
集中して実戦投入しています。
Shuttersnitchが各社(といってもNとC)のプロトコルに対応したことで、6Dにもリアルタイムブラウズが可能になったことは以前に書きました。ボディ側でのアップロードに対応さえすれば、もっとユーザビリティーがあがると思います。
いまのところ、すべてが不確かなものしか選択できないということが大きい欠点とお伝えしてきました。ただてさえ不利な5GHzなしという旧世代仕様なので、FTPぐらいなんとかして欲しいと。次のファームアップで追加されるのではないかと、期待しています。
どうにもはずせない現場の場合、1DXと1DsMk3を持ち出すことになるのですが、WiFiのために1DXを使っていることそのことが許せないです...新ファーム、まだかな~
2013年1月17日木曜日
んで結局なにを買えばよいの?
撮影やカメラ・レンズのことで質問をうけたときの話であります。
何故か決まって、
なんか上手く写らないのだけど、このカメラではダメなのかな?
こんな調子であります。
よく観察すると、ここに大きなヒントがありました。
まず、写すのは自身であってカメラではないこと。
そして、お使いのカメラは、どれも素晴らしいものであるということ。
どうも、デジタルカメラというものは、写してくれるものであって、所有者はそれを手で固定しているだけという意識が高いように見えます。脳波まで考慮して、勝手に写してくれるまで納得しないのかなと不安になりました。撮影者までも料金に含まれている訳ではありません。
自動トリミング機能は実現されました。ピント位置も撮影後に可変可能なものまで発売されました。明るさも何もかもが、撮影後に変動できる状況は揃ってしまったのです。
なんとなく被写体らしきものに何かを向けただけで、どんな絵柄も撮影後に実現可能になったその時に、これがカメラというものなのだよ、と納得するのであれば、その時には自動車は目的地までハンドルを握らず、状況を判断して文章まで自動で生成、グラフィックデザインまでもが適切な自動配置を用意していることになっているでしょう。行き着く先は、そのシステムを構築するエンジニアのみが存在することになっていくのではと想像しました。
そう遠くない将来には、我々のスキルは過去のものとなると思っています。見せるから魅せるへと代わっていきました。魅せるからはどのようなものへと変化していくのでしょうか。
2013年1月1日火曜日
プロ用のデジタルカメラ
いつからか、プロ用のデジタルカメラと言われる枠が拡大され、コンシューマーのハイエンドをプロ用と呼ぶひとが増えてきたような気がします。
これは、プロでもケースバイケースでコンシューマー機を使用する現場が増えてきたこと、カタログスペックがコンシューマー機に劣ること、なにぶん高価すぎること、カメラを紹介するライターさんが、プロ用を知らないということ等の理由から、コンシューマーフラッグシップまでプロ用と呼ばれ始まってきました。
そのコンシューマーフラッグシップと、プロ用の違い等をお伝えしてみたいと思います。
上記の理由から逆説的に説明すると、
ケースバイケースで利用するシーンですが、
機動力が要求される内容ということが多くなってきました。大きく重いカメラを三脚にのせてジンワリと撮影することばかりではなくなってきた現場の変化があります。
カタログスペックより劣ることは、エンドユーザーから見るとコスパの悪い骨董品に見えるのではないかと思います。まず画素数が少ない。数百万円もするカメラなのに、同等以下の画素数では騙されているような感覚なのでしょうか。そして高感度の再現性では、コンシューマーの二世代前ともいえる画質です。
価格は600万円から150万円ぐらいでラインナップされています。車一台買える値段に、ますます趣味性の高い骨董品という印章を高めています。
販路が特殊ということ、高価すぎることで、さらなるニッチな販売ということに繋がり、量販店ではまず見かけないことで、テクニカルではないことを本業としているライターの方は存在すら知らないということになっているようです。
現場でポカーンとカメラを眺めているスタッフは、まず初めて見たこれはナニ?という気持ちと、知りたい!という気持ち、更には知っていない自分が許せないという勤勉な方なのでしょうか。
カメラのことをアレコレ聞かれて、説明をしたあとに半笑いで納得される場合が多いです。奇特な趣味だと。ある意味あたってはいますが...
カメラの性能を、画素数と高感度、連写速度でみるコンシューマー層、色再現性とダイナミックレンジ、被写界深度で見るプロ、ここからまた逆説的に考察するに、とても面白いことがわかりました。同時に戒めにもなりましたが...
同じ「記録」という行為の中で、アマチュアの求めるファクターは総括すると「写す」ということに集中しています。
一方、プロはそれをどうやって「再現」するかという執着を感じました。
当たり前のことなのですが、写すという行為は可能であって、どういったかたちで残すのかを自分に問うこと、それがプロフェッショナルなのだと思いました。
アマチュアはどうやって記録するのか、それが課題なのだとも思いました。
したがって、記録に執着するような技術力を要求された時点で、プロ失格なのだと。アマチュアの写す執着に負けたら、プロの資格はないのだと。
やはり今年も、初心忘れるべからず、日々精進あるのみ、そう戒めつつプロ用カメラの長期ローンを払っていきたいと思います(涙)

