2016年3月14日月曜日

成長鈍るデジタル一眼レフ

キヤノンからEOS kissシリーズの新型、X80が発表された。WiFiとNFCが搭載されたことで、スマートフォンなどに画像が転送可能となった。
他には特に目立った変更点はない。
掲示板では、そのマイナーすぎる変更点を指摘する書き込みが目立つ。
しかし、いまさら何をどうしろと言うのだろうか。例えば8MぐらいのAPS-Cを併売すれば話題には上がるだろうが、購入には至らないだろう。物理的なコストの制約で駒速やファインダー倍率の向上は望めない。手堅くまとめてきたキヤノンにはむしろ流石ですなと伝えたい。
特にフィールドで扱いやすいトーンカーブのつくり込みは、長年の蓄積を持つ富士フイルムに迫る、卓越した再現性を誇る。それと引き換えにノイズが多いが、得るものは大いに勝っている。トビ際の美しさは唯一無二と言っても過言ではない。キヤノン、ニコン、ペンタックス、ソニーと手持ちの機材を比較して、どうしてもその点だけは、譲れないものがある。
富士フイルムは別格としても、ソニーはコニカミノルタの知的所有権を有しているはず。高感度ノイズの少なさは素晴らしいが、もう少し何とかならなかったものか。
好感の持てる再現性とノイズの多さは相容れないものだということであり、画素を増やすならば感度を下げるなりの用意があると助かる。
高画素で高感度ノイズが少なく、色再現も高いことが何よりではあるのだが、どれかに特化したカメラが登場することを願っている。

2016年3月12日土曜日

多分、誰も買わないコンデジ

4K動画が撮影可能な8Mピクセルのセンサー、大きさは1インチ。135換算で24から105までのズームレンズ、口径はF1.2-2.0で5軸手ブレ補正つき。
こんなカメラがあったらいいなぁ...

高倍率ズームが実質8M程度しか解像していないことから、いっそのことハイエンドコンデジが良いのではないかと物色してみた。

色々と調べてみると、精通したユーザー達は口を揃えて、パナソニックのLX100というのがコンデジにおける現時点での結論らしい。

ボケの輪線除去までこだわった光学系を有し、8群11枚のレンズ構成でありながら、非球面が8面もある。おそらく画像補正で歪曲収差を補正し、それで稼いだ像面歪曲を光学系で補正、均質性の高い画面全域で高解像度を有していると予想した。

センサーは1インチより大きなフォーサーズとなっており、より高画質が期待できる。かなり興奮してきたが、マルチアスペクトとなっている表記で、おや?...とつまづいてしまった。
懸念は的中、イメージサークル直径とセンサー対角線が一致していない。
16Mセンサーで有効12Mとある。これでは12Mの画像サイズでありながらピクセルピッチは16M相当となる。つまり当たり前だが16Mのフォーサーズと同等。これはいただけない。またレンズもテレ端で135換算75mm相当となっている。ポートレートには焦点距離が短い。モチーフのパースペクティブがエグい。
大きさ重さ、レンズ構成など強い魅力があるのにツメがアマい。切り取りには物足りない画角や、細部がドロつきそうな画素サイズ。
惜しい。これで10Mセンサー、テレ端135換算105mmまであったら良かったのに。市場のニーズを見れば、そのような商品が企画されることはなさそうだが、あと一歩というところまで位置するカメラがあったのだと感心もした。
画素競争も終焉を迎え、トップシェアを誇る出荷台数のスマートフォンでさえ、ピクセルピッチの大きさを誇示している。4K動画を閲覧する環境も整いつつあるなか、スペックよりもその画質を問われるいまこそ、メーカーには現実的な企画をし、それを啓蒙して貰いたい。

2016年3月10日木曜日

高倍率ズームは便利なのだが

α6000と高倍率ズームの組み合わせは、旅行における最高の組み合わせだと思っていた。センサーサイズは大きくしたいが、レンズは小さくしたい。ボディをフルサイズにするとレンズも大きくなり、レンズを小さくするとセンサーが小さくなりすぎる。
物理的に当たり前のことなのだが、しばらく高倍率ズームを使用してみたところ、マイクロフォーサーズが旅行用には適していると思うようになってきた。
高倍率ズームはあまりに画質が悪い。
ハイエンドコンデジに負けるんじゃなかろうかという解像度。
高倍率ズームを携帯するのはやめて、焦点距離を望遠ズームと広角ズームで分割すれば解像度は改善するだろう。
その場合、機材は旅行とは言い難い大きさと重さになる。
開放から隅々まで解像度の高い性能を有し、それでいて小さく軽いレンズ。
APS-C以上のセンサーサイズでは、いくらボディが小型軽量でもレンズまで小さく軽くは出来ない。そして、センサーが大きいことによるノイズの少なさも、高倍率ズーム利用時ではその優位性はスポイルされたうえに、解像度は低い。
焦点距離の短いレンズであれば大きさの問題は少なくなっていき、それこそα7シリーズのように、シーンによってはボディを変えることで、また別の可能性がひろがる。

望遠レンズを旅行に持っていくということは、メーカーが言うところの、焦点距離が長いほどマイクロフォーサーズの優位性が際立つという宣伝文句にのるかたちとなりそうだ。