2013年8月27日火曜日

Canon S120

とあるお仕事で、CanonのPowerShot S120という商品を撮影しました。作例なども含めて、まるっと。

動画やら連写やらWiFiやらと、まあ機能がてんこ盛り。

この手の商材、実機も見ないうちにまずはひとこと、
「基本性能がたいしたことない」
そんな文句から始まるわけです。

画質がショボいからアレコレと化粧をしたがるものなのさ、と上からガツーンと一撃。

んで撮影してみて思ったのですが、やはりこんなもの...は、最高でした!

いや~そつがない。うまい。まるでトヨタ車みたい(よい意味で)だよこれ。

カメラを買おうと思っているのだけど、どれがよいかな?という日課のような質問に答えるためにあるような、そんなカメラです。

このカメラの購買ターゲットとしては、相当なワイドレンジ。誰にでもどんな目的にでもすすめられる、そんな完成度の高さ。

ま、ここまで言うってことは、それもトヨタを例に出すぐらいだから続きがあるんだろうと。

ホントこの完成度は間違いなく唯一です。
ということは、お約束ですが撮影に目的を持ってしまうと、またちがう商品がよいですね...

通信簿がオール4の優等生に例えてみると、合計点では総合1位だけど、各項目は上がいるということです。
こんな完成度の商品(失礼)は他にないのですが、あと少し足りなくて、最高の結果は出せない、そんなもどかしさ。

これはプロダクトのジレンマだと思います。裏を返せば全て二位の実力を備える商品に、不満はまず出ないでしょうね。

DSLRで動画撮影のリスク

多くのカメラマンが、DSLRの動画機能を使って、動画の仕事をしています。
動画のプロでも専用機を使うのに、何故修得が難しいDSLRにこだわるのか。
画質ということもあるでしょうが、先入観もあるような気がします。
特に音声。
ファンタムでコンデンサーマイクをドライブするのに、電源つきミキサーが必須になります。それもそれなりのクオリティのモノが。アンビ用のマイクを取り付けするにも、さらにモニターまでとなると、リグが必要になり...と、それなりの出費もかさみます。

まずは動画のお作法や編集の修得が先だと思うので、専用機を買ったほうがよりよく前に進むと感じています。

初心者ほど、手元にあるもので結果を出そうとしてしまいますが、ここはまず結果までの時間を早めることが、モチベーション維持にも良いのではないでしょうか。

3Dスキャナー

業務を3Dに置き換えるうえでのネックがモデリング。ライティングとマテリアルを追い込みたいのに、時間が足りない。

チラチラと3Dスキャナーが、民生価格をつけてきていますが、これを業務に取り入れるには、もう少し時間がかかりそうです。

動体や有機物でなければ、撮影は3Dに置き換わっていくとは思います。しかし作業時間からくるコストで撮影したほうが安いということから、停滞ぎみ。

こういう場合は、経験上、縮んだバネのような状態だと感じています。何かの作用でコストダウン、時間の短縮が可能になった途端に、イッキに普及。

それを助長するハズの3Dスキャナーなのですが、これまでは数百万で取り引きされていました。導入どころではないですね。そしていま、公募での立ち上げ系では20万まで実現されています。

と、喜んではいるのですが、この手のスキャナー、スキャンの方法がレーザー照射タイプなので、物体の反射率によっては上手くいかない場合があります。

ここらへんを、複数設置カメラでの画像解析とミックスされると完成率が相当にあがると予想されています。

次世代のスキャナー、登場まであと5年後ぐらいでしょうか。それまでに3D技術の根幹を修得しておくことが必須となるでしょう。

2013年8月22日木曜日

動かないDSLR

目立った新製品もない今日この頃ですが、中古デジタル一眼レフの専門店をチラ見してきました。
日進月歩なこの世界、中古とはどうよ?と思っておりましたが...考えが変わりました。
というより、気付いてしまいました。

そろそろ、デジタル一眼レフは中古でよくね?という時がきたかなと。

いままでのデジタルカメラは、テクノロジーを追いかける楽しみと、立体物スキャナーとしての道具。そんな本来の写真機としてあるべき姿が薄れていたような。

そしていま、記録という意味で写真機を持つことが市場では支配的になってきたかなと感じます。

それに合わせたのか、それが合ってきたのか。

掲示板の論点も、モチーフに焦点があいはじめ、プロとアマをバッサリわけた物言いになってきているようにも感じました。
これは画素数と商品単価という短絡的な数字だけをみた、画素信仰が一段落したことが多分に大きいと思われます。

4:3比率や、広大なダイナミックレンジ、それに伴う色再現性、深度の薄さや長いフランジからくる空気感など、中判カメラの意味はとても大きいのですが、市場で成功しているとは言い難いと感じています。掲示板でカメラスペックへの白熱したやり取りをみても、中判への意見はほとんど見ません。

もはや芸術性を追い求める道具ではなく、個人の記録ではなく、持論を記録する道具となっているようです。

そんなときにこの中古デジタルカメラが意味する、記録への執着が変化したこと、これはとても大きい変化だと感じました。